OracleのAIAって・・・

はっきり言おう、よくわからないと。

まずは、独自用語がオンパレードなところが、世の開発者を大きく惑わしているとしか言いようがない。

AIAとは、一言で言うとなんだ?ってなるのだが、僕のイメージではSOAをちょっと形式化(フレームワーク化)しているという印象である。

中身を見ると、もっと捕らえようがない。

EBF,EBS,ABCS,EBM,ABM・・・。

何じゃこりゃ。。

わかりやすくいうと、以下の通りだと思う。(Oracleの人間でないので、保障はできないが。)

  • EBF ⇒ いわゆるBPEL。システム連携の大まかな流れ。
  • EBS ⇒ ルーティング用サービス。ESBで実装。メッセージによって適切なサービスへルーティングする。
  • ABCS ⇒ BPELで実装。アプリケーション固有の処理と共通メッセージへの変換を担当。
  • EBM ⇒ 共通メッセージ。
  • ABM ⇒ アプリケーション固有メッセージ。

つまり、SOA疎結合にするために、共通メッセージを定義し、アプリケーション固有のやりとりから変換させ、柔軟に構築するためのフレームワークだということが予想できる。

具体的技術との対応関係が独自用語で丸められているから、理解できないのであって、ここを改善してもらわないと、AIAが広まることはないように思える。


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